2009年06月28日

エンジン シリンダーの取り外し


シート下のカウルや部品を取りはずしたら、いよいよエンジンのオーバーホールへ進んでいきます。
 プラグの周りのある4本のボルトをボックスレンチで緩めて、エンジンのヘッドは外してしまいます。
 次にピストンの頭とシリンダーが見えてきますので、シリンダーをゆっくり持ち上げていきます。


 この時に注意する点があります。  今回のようなエンジンが焼きついてしまったり、不具合などでエンジンをばらす時には、そのまま外してしまう時にピストンリングやスラッジがクランクケースの中へ落ちしまいます。

 それを防ぐために、全部取っ払ってしまう前に、ピストンからごみが落ちないように、下の写真のように、ウエースを押し込んでごみがクランクケースの中に入らないように注意します。
 下のケースの方へ破損したピストンリングやスラッジが落ちてしますと
クランクケースの中に落ちると、エアーで飛ばすか、エンジンを逆さにして取るなど面倒な作業が発生してしまいます

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ごみ落下防止ため ウエースを !
 



 シリンダーが外したら、次にピストンをクランクから外します


 ピストンを手にとって見ると、アルミのスカート部分がこすれて傷だらけです。シリンダーの周りにも、ピストンのアルミがこびりついて傷が付いています

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取りだしたピストン

   シリンダー内を見てみると、ピストンの損傷の程度ならば、シリンダーの内径には大きな傷や食い込みは無く、シリンダーの内径に取り付いたアルミのカスを綺麗に取りきれれば、ボアアップしないで、ピストン交換だけで済みそうでと判断しました。  自分に何度も言い聞かせて、次の作業を進めました。
 シリンダーの内径の傷がひどい場合はボアップしなければなりませんが、仮にボアップをするにしてもシリンダーの内径を磨いてみないと判断できません。 いったん大きくしてしまったら元には戻りません。 
 磨いてみてからの
判断でも遅くないのです。